明るい介護を
介護をやり始めた頃、ちょうど今頃だったかしら…
介護は大変って言うけれど、私は辛い介護じゃなくて、明るい介護を目指そう と思っていました。
しかし、ここ何年か経つと、明るい介護と言っていたのは、甘かったなぁと思ったのです。
母の認知度も少しずつ上がってきて、毎日、毎日、母の「さようなら」、「もう死んじゃった」、「もうダメ」と言う言葉を聞いていると、
自分は段々ダメになっちゃうのか…というネガティブな気持ちになっていくのです。
今更ながら、「明るい介護」はどこかの遠い理想論だったんだなぁ~ って思いますね。
これからも、理想は持って生きたいけれど、無理な理想はやめようと思います。
いつしか、夏も終わり、秋の気配濃厚になってきました。
秋の半ばにさしかかると、何やら力も抜けていく
虫の声が聞こえる夜の月を眺めて、
諦め半分、介護を続ける毎日です。
by watasniw4 | 2016-09-13 15:42